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NanoGAS試験結果 長期飲水安全性

NanoGAS試験結果 長期飲水安全性

2025/1/13

 ナノバブル(ウルトラファインバブル)は毒性を持たず、生体フレンドリーな素材だと言われています。飲水に関してもいくつか安全性試験がされていますが、最長で12週間でした*(引用は酸素及び空気ナノバブルを使用)。今後の医療における活用を広げるためには、より詳細に長期の飲水安全性を評価する必要があると考え、本試験を行いました。

 今回は神戸学院大学の薬学部の共同研究において、シンバイオシス株式会社が開発し、特許を取得した技術で製造したナノバブル NanoGAS®️を用い、水素封入ナノバブル(水素NanoGAS®️)水の1,3ヶ月の飲水における安全性を、血液、消化系及び代謝系臓器の病理組織学検査において検証しました。

【検証方法】

 マウスにナチュラルミネラルウォーター(MW: Natural Mineral water)、NanoGASを原料水のRO水、水素NanoGAS®️水、をそれぞれ1ヶ月及び3ヶ月飲水させ、定期的に摂餌量・飲水量・体重の測定を行い、飼育最終日に血液検査及び消化系及び代謝系臓器の病理組織学検査を行いました。

【結果】

 1,3ヶ月のそれぞれの飼育群の血液検査において、すべての検査値に水の種類間における差は確認されず、水素NanoGAS®️水飲水による影響は認められませんでした。

また、消化系及び代謝系臓器の病理組織学検査の結果、いずれの臓器においても水素NanoGAS®️水飲水による組織障害は見られませんでした。

詳細はこちら→ https://nanogas.sym-biosis.co.jp/document/originalpaper0320/

 これらの結果から、水素NanoGAS®️水の3ヶ月までの飲水は生体に対して毒性を示さず、水素NanoGAS®️水は体に優しい素材であることを明らかとしました。

 また、いずれの期間・試験軍における摂餌量・飲水量・体重においても水の種類間において大きな差は認められませんでした。しかし、3ヶ月飼育群の飼育前半・後半の摂餌量を比較すると、飼育後半期の水素NanoGAS®️水群の摂餌量の増加傾向が見られました(有意差なし)。酸素ナノバブル水の飲水は、成長促進効果が報告されています*1。水素には成長促進効果はありませんが、代謝亢進作用や抗酸化効果があり、糖尿病マウスにおいては

飽和水素水の飲水によりエネルギー代謝が改善したとの報告*2もあることから、水素NanoGAS水の継続的な飲水は、これらの代謝を維持する良いツールである可能性が考えられます。

※1: Ebina K., Shi K., Hirao M., Hashimoto J., Kawato Y., Kaneshiro S., Morimoto T., Koizumi K., Yoshikawa H. 
Oxygen and air nanobubble water solution promote the growth of plants, fishes, and mice.  
PloS one8 (2013), e65339.  

*2 : Kamimura N., Nishimaki K., Ohsawa I., Ohta S.
Molecular hydrogen improves obesity and diabetes by inducing hepatic FGF21 and stimulating energy metabolism in db/db mice. 
Obesity (Silver Spring, Md.), 19(2011), 1396–1403. 

【論文情報】

Morishita R, Shimada M, Nagao M, Shimizu S, Kamei N, Takeda-Morishita M. 
In Vivo Proof of Biological Safety and Physiological Effects of Orally Ingested Water Containing H2-Filled Ultrafine Bubbles (UFBs). 
Biol Pharm Bull. 2023;46(2):343-347. 

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